山口県萩市の地域密着型コミュニティサイト。地元の情報満載でお届け!

萩LOVEサイト検索
山口県萩市・地域密着ポータル「萩LOVE」

    
連房式登り窯

  松林庵登陽窯(しょうりんあんとうようがま)の連房式(れんぼうしき)登り窯は、素焼き、本焼きともに ガス・電気などは一切使わず登り窯のみで焼き上げられます。 この焼き方は、萩市内の窯元の中で登陽窯だけです。 連房式登り窯は、熱効率がよいところがポイントです。 窯の中の酸素の量によって焼き上がりの色合いが変わってきます。酸素が多いと鉄を含む焼き物は茶色や黄色っぽくなります。 これは酸化(さんか)と呼ばれています。酸素の量が少ないと青っぽい色になります。 これは還元(かんげん)と呼ばれます。この間の量だと中性されピンクっぽい色に仕上がります。


 熱の伝わり方 
  登り窯は下のほうから温まるので大口から温めます。(上の図の矢印は熱の伝わり方を示しています。) 初めに窯が熱を取り、袋にだんだんと熱が伝わります。そして窯の中の萩焼の土が熱を取り、釉薬が溶けます。

 

 薪(まき) 
  赤松の木の薪を約250束使って、窯の3つの横口から投げ入れます。 その際にでる灰が両手に収まる程度になるまで焼き上げます。

 

 化粧掛け(けしょうがけ) 
  成形の仕上げが済んだ作品は、 生乾きのうちに白い土を水でといた泥漿(でいしょう)が掛けられます。この加工は「化粧掛け」と呼ばれます。 見島土のような鉄分の多い土を多めに配合した場合、焼き上がりが黒っぽくなるため、 「化粧掛け」によって表面の色合いを調整します。 登陽窯では、素焼きの前に化粧がけをします。
  また、素焼きをすると土の性質が変わって石器の状態になるため、割れてしまうとリサイクルすることができません。
山口県萩市・地域密着ポータル「萩LOVE」 運営者情報プライバシーポリシーリンク集お問い合わせ 「萩LOVE」ページの先頭へ
当サイトにおける画像・文章などの無断でのご使用・転載は御遠慮ください。
(使用されたい場合にはご連絡いただければ検討いたします)

■企画・運営:ボランティアグループ「萩LOVE」
■事務局:〒758-8555 山口県萩市大字江向510 TEL 0838-25-9287 (Fax兼)