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通りからもひときわ目立つこの建物は、背の高い本二階建てです。本町筋に面し、裏通りまで達する奥行きの長い敷地となっており、浜崎の典型的な町家の構成です。棟札が残され、主屋は昭和６年（１９３１年）、最奥の土蔵は江戸時代の明和８年（１７７１年）の建築と思われます。いずれも浜崎伝建地区の伝統的建造物（文化財）に特定された貴重な建物です。山中さんは、かつて海産物を取り扱う商いを営み、関西方面の問屋とも取引があったようです。この家に移ってからは、商売されていないようですが、明治～昭和初期の商いや生活の様子が分かる数多くのおたからが今も残っています。


	浜崎は萩城下の港町として栄えてきました。日本海に面しているおり物資の流通や販売、水産業などで働く人で賑わい昔から萩の経済を支えてきました。現在もその町並みは変わらず残っており、平成13年11月に全国で60番目の重要伝統的建造物群保存地区に選ばれました。


	町家の保存修理や通りの整備など浜崎の「かたち」あるものを受け継ぎ、かつての姿を取り戻すことが、町並み保存の大きな柱となります。「かたち」の中には、浜崎の歴史と文化が凝縮されています。国選定の重要伝統的建造物群保存地区である浜崎の場合、まず国民共有の財産である文化財として、この価値ある町並みを大切に保存していくことが前提です。一方これはほかのどこにもない浜崎だけの財産でもあり、「かたち」あるものをいかに街づくりにつなげていくかが鍵になります。萩の人々が、子供たちや訪れた人々に旧山中家住宅の歴史や文化を伝えていき、昔の浜崎の町並みを残そうということで伝統的建造物にしたと予測されます。



	萩LOVEハイスクールとは、萩LOVEさんと萩商工高校のコラボ企画です。萩に訪れてもらえれば萩の活性化にもつながります。そして、萩の観光地を紹介し、たくさんの人にホームページを見てもらい萩の良さを知ってもらおうという企画です。そこで、私たち萩LOVEハイスクール７班は、旧山中家住宅のことを紹介しています。

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